
スマホアプリでの利用が主流なInstagramですが、実はPCブラウザでも多くの機能が使える「Instagramウェブ版」が存在します。不動産会社のSNS運用担当者にとって、オフィスのパソコンから効率的に投稿作業やDM対応ができることは、大きなメリットです。この記事では、初心者でも安心して始められるInstagramウェブ版の基本的な使い方から、不動産業界ならではの活用ポイント、注意点までを丁寧に解説します。
1 Instagramウェブ版とは?スマホアプリとの違いを理解しよう
1-1 Instagramウェブ版の特徴とログイン方法
Instagramウェブ版とは、パソコンやタブレットなどのブラウザからアクセスして利用できるInstagramの公式バージョンです。URL(https://www.instagram.com/)にアクセスし、スマホと同じアカウントでログインするだけで利用できます。
ウェブ版では、フィード閲覧・DM送信・投稿作成といった基本的な機能に加えて、PCの利点を活かした効率的な操作が可能です。不動産業界のSNS担当者にとっては、画像や文章の準備をパソコンで一括して行えるため、業務効率化に大きく貢献します。
1-2 スマホアプリとの機能比較
Instagramウェブ版とアプリ版には一部機能の違いがあります。
アプリ版にしかない主な機能:
- リールの作成・投稿
- ライブ配信の実施
- 音楽スタンプの追加(ストーリーズ)
一方、ウェブ版では以下のような機能が利用できます:
- 写真のフィード投稿(複数枚も可)
- ストーリーズの閲覧と投稿(スタンプ機能は制限あり)
- DMの送受信
- プロフィール編集
- 通知確認
これらの違いを理解しておくことで、「スマホでやるべきこと」と「PCで効率的にできること」の線引きがしやすくなります。
2 Instagramウェブ版の基本的な使い方
2-1 PCでの投稿方法
Instagramウェブ版からの新規投稿は、画面左側の「作成」ボタンから行います。
画像をアップロードし、キャプション(投稿文)を入力し、位置情報やタグを設定すれば、そのまま投稿が可能です。
パソコンに保存されている物件写真や間取り図をそのまま使えるため、スマホへの転送の手間が省けるのが大きな利点です。
特に高画質の物件画像や、社内でデザインしたイベント告知バナーなどを使いたい場合、PC投稿は非常に便利です。
2-2 DMの確認・返信方法
ウェブ版では画面左側の「メッセージ」ボタンからDM(ダイレクトメッセージ)を確認できます。
問い合わせや内見予約のメッセージに対して、キーボードでスムーズに返信できるため、ユーザー対応のスピードアップにもつながります。
また、リンクのコピー&ペーストも簡単にできるので、自社ホームページや物件詳細ページのURLを送る際にも便利です。

3 不動産業界におけるInstagramウェブ版の活用ポイント
3-1 物件紹介をPCで効率的に投稿
Instagramのウェブ版を使えば、日々の物件紹介投稿をPCから行うことができます。
Googleドライブや社内共有サーバーに保存された画像や説明文を、そのままコピーしてInstagramに反映させられるため、作業時間が大幅に短縮されます。
また、複数物件の投稿を一括で作成・予約投稿したい場合、Meta Business SuiteなどのPC用ツールと連携することで、より効率的なSNS運用が実現します。
3-2 ブランドイメージの統一と社内連携
Instagramは不動産会社の「顔」とも言える存在です。
ウェブ版なら大きな画面でフィード全体のバランスやデザインを確認できるため、ブランドカラーやテイストを統一するのにも役立ちます。
また、制作物やテキストのチェックも社内で共有しやすく、チーム内での校閲・確認作業がスムーズになります。

4 初心者がつまずきやすい点とその対処法
4-1 アカウントの切り替えが面倒?
ウェブ版では、スマホアプリのようにワンタップでアカウントを切り替えることができません。
そのため、複数アカウントを運用している場合は、一度ログアウトして別のアカウントにログインし直す必要があります。
対策としては、別のブラウザやシークレットモードを利用し、アカウントごとに使い分ける方法が有効です。
4-2 投稿後の編集ができない?
ウェブ版では投稿後のキャプション修正や写真の差し替えが制限される場合があります。
そのため、投稿前に誤字脱字やタグの付け忘れがないか、しっかりとチェックすることが重要です。
不安な場合は、下書きをPCのメモ帳やGoogleドキュメントなどにまとめておくとミスを防げます。
5 Instagramウェブ版+Meta Business Suiteで業務効率を最大化
5-1 予約投稿・分析機能でさらに便利に
Meta社が提供する「Meta Business Suite(旧:Creator Studio)」を使えば、Instagramの投稿をPCから予約投稿することができます。
また、各投稿のインサイト(リーチ数・保存数・リンククリック数など)も確認できるため、改善につなげやすくなります。
このようなツールを活用することで、SNS業務を「感覚」ではなく「データ」に基づいて運用できるようになります。
5-2 PC運用とスマホ活用のバランスを取ろう
ウェブ版はとても便利ですが、リールやストーリーズの細かな編集など、スマホでしかできない操作も存在します。
そのため、「投稿作成・予約はPC」「現場からの投稿やライブはスマホ」というように、使い分けをすることでInstagramの運用効率が飛躍的に上がります。
特にチームでSNS運用している企業では、このような分業体制が成果に直結します。
まとめ
Instagramのウェブ版は、不動産会社のSNS担当者にとって非常に有用なツールです。PCから投稿やDMの対応ができることで、日々の業務が大幅に効率化され、投稿のクオリティや顧客対応の精度も向上します。本記事で紹介した基本操作や注意点を押さえて、ぜひInstagramウェブ版をSNS戦略に取り入れてみてください。スマホとPCを上手に使い分けることで、より魅力的で一貫性のある情報発信ができ、ブランド価値向上にもつながります。